膝の痛み(育児中の痛み)②

マエサン

2015年04月24日 21:17


4/11にブログを書いた崎原です。今回はその後の経過について書いていきたいと思います。自分の奥さんを治療後、一週間程は調子よかったのですが徐々に腰の症状が。姿勢が良くないことは話をしているのですが、長年の癖のためか、本人があまり意識していないのか、姿勢の改善がない為に症状が・・・。膝の痛みが出てしまう前に、再度治療。確認すると筋肉の張りは左側が強いが、痛みは右側。前回も同じような状態でした。今回も左側の治療が主になり、治療内容は前回とあまり変わらず、腰(大腰筋)、お尻周り(股関節)を中心に治療しました。

 
 患者さんでも時折あるのですが、本人の自覚している痛みの場所と、筋肉の張り等の場所が一致しない方がおられます。そのような状態の方に対して、当院では触診、Oリングテストで確認しながら、その場所以外の所(反対側、前後)から治療を始めることもあります。当然患者さんは「??」、「痛いのはこっちじゃないんですけど・・」と、言われる方もいます。4/11のブログで「痛みを出している場所以外にも原因がある」と書きましたが「痛む場所と違う側に原因がある」場合もあります。
 

自分の奥さんの場合、最初の痛みは右膝に強く出ていました。ですが腰回りや下肢の筋肉の張りは左側が強く出ています。筋肉が張っているのは疲労している状態のため、十分に身体を支えることができません。通常長い時間立ちっぱなし(あやしたり、抱っこ)だと、どちらかに重心を移して片方への負担を減らそうとします。しかし、元々左側の疲労が強いと、左側に負担を逃がすことができず、右側で支え続ける事になってしまいます。その結果、右側に痛みとなって出てくる時があります。


自分の奥さんは結果として、大腰筋や大腿直筋の影響で膝に痛みが出ていました(詳しい内容は4/11のブログをご参照下さい。)が、痛みのある右側だけを治療しても、左側の腰回りや下肢の疲労が残ったままでは身体を支えきれず、右側への負担が変わらない状態のため、左側の腰回りを中心に治療を開始していくことで症状の改善がありました。今回、自分の奥さんは膝に痛みが出ていましたが、痛みがなかなか改善されないと言う方には「痛む場所と違う側」に原因がある可能性があります。ですから当院では、触診等で確認し、反対側にも原因がある場合にはそちら側を先に治療をしていくことがあります。




ほとんどの方は自覚がないため気付かずにいますが、そのような方の中で治療を継続していると、反対側や違う所に症状が出てくる方もいます。それは痛みの原因となっていた所なので、治療としては前に進んでいることになります。当院では「隠れていた症状(痛み)」を取っていきながら身体全体の状態を良くする事で症状の改善につなげていきます。



まえしろ鍼灸・整骨院 ℡:098-878-1331
浦添市内間2-6-22





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